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AXCR 2015 DAILY REPORT
TEAM JAOS スタート地のチェンマイに到着
2015/08/06

 8月5日22:00東京国際空港(羽田空港)、国際線ターミナル3Fのタイ航空チェックインカウンターに6名のTEAM JAOSのクルーが集合した。全員揃って会うのは6月21日のシェイクダウン以来だ。
 一同は6日00:20発の深夜便に乗り込みタイ王国の首都バンコクを経由して、アジアクロスカントリーラリー2015(AXCR2015)のスタート地点となるチェンマイの地に足を踏み入れた。
 到着したのは6日の午前9:30頃、空港の外に出ると、激しい湿気とジリジリと照り付ける太陽の光が、我々を迎えてくれた。

 ここチェンマイは、メンラーイ王により1296年4月12日建造され、ラーンナータイ王国の首都として栄えた街。ラーンナータイ王国が廃止れた現在でも、タイ北部最大の都市として経済の中心である一方で、100を超える寺院や多くの遺跡が残され、世界中の観光客が訪れる場所だ。そんな「北方のバラ」とも呼ばれる美しい古都チェンマイの空気を感じながら、今回のラリーのサポートカーのドライバーであるWax氏がドライブするハイエースに乗って堀に囲まれた旧市街と、その周囲に広がる新市街からなる街並みを見ながらAXCR2015オフィシャルホテルとなるImperial Mae Ping Hotelに向かった。

 ホテルに着くと我々のマシンであるFJクルーザー、そしてラリー全工程に帯同するサポートトラックが向かえてくれた。TEAM JAOSは早速簡単なミーティングを兼ねて、ホテルのレストランでランチミーティングを敢行。タイに入国してから初めて喉を通したのは、ここ最近タイで人気を博しているestコーラだ。ラリーの成功を祈って乾杯した。
 12時のチェックインを済ませた後は、日本から送ったスペアパーツと備品のチェックを行い、買い物班とサービス班に分かれて行動を開始。筆者は買い物班としてまずは、現地での通信を確保。Wi-FiルーターとiPad用のSIM、そしてサポートカーとラリーカー間の連絡用として携帯電話を調達。Wi-Fiルーターのセッティングに苦労したが、こうしてその日のうちにレポートをアップできるのは通信環境が整ってこそなのである。
 その後、Wax氏のアテンドでタイで最大のスーパーマーケットのビッグシー(BigC)、そして隣接されているホームセンター ホームプロ(Home Pro)で買い物を済ませホテルに戻ってサービスチームと合流。その間サービスチームはスペアパーツ&備品のチェック&仕分け、そしてFJクルーザーには追加の簡易アンダーガードの設置(ダンパーのダメージを最小減に抑える工夫)、各部の増し締めや点検等を行い、明日にはFJクルーザーを完璧な状態に仕上げる準備を行っている。

 一連の作業を追え、ドライバーのみ先行してAXCR2015のHQにて受付を行い、パスやステッカー類を受け取ったあとは、夕食を兼ねてホテル近所でミーティングと決起集会を行った。西は岐阜県、東は北海道までバラバラに住んでいるメンバーで結成されたTEAM JAOSにとってとても大切な時間だ。

 8月8日のラリー開始、そして9日のLEG1に備えて順調に作業は進んでいるが、8日に開催されるはずだったSuper-SS(LEG1のスタート順を決める予選)がキャンセルされ、カーナンバー順(TEAM JAOSはAUTO部門の最後のほう)となるなど、マイナス要素もあるが、チームの雰囲気、マシンの仕上がり、現場の環境、共にとても良く、良いスタートを迎えることができそうだ。

 


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