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AXCR 2015 DAILY REPORT
車検・ブリーフィング・スタートセレモニー
2015/08/08

 チェンマイで迎える2回目の朝、体がようやく湿気と気温に慣れてきた。これから始まるアジアクロスカントリーラリー2015(AXCR2015)に向けてFJクルーザーの準備と共に体調も万全といったところだ。ホテルでビュッフェ形式の朝食をとった後は、公式車検、ブリーフィング、そして夜にはスタートセレモニーなど、丸一日スケジュールが組まれている。ついに今日からAXCR2015が始まるのだ。

 午前中は車検となるため、ラリー中に実際に車載する工具やレギュレーションで指示されているレスキュー用品などをFJクルーザー積み込む。ちなみにレギュレーションには三角表示板、水(1人あたり4L)、ファーストエイドキット、牽引ロープ、ナイフやコンパスなど細かく決められていて、車検時の検査はもちろんのことラリー会期中に抜き打ちでチェックされることもあるのだ。
 

 ホテル内の広場に設置された車検場では、朝6時から各チームが続々と車検を受けている。TEAM JAOSは9時頃車検場に向かった。検査官によるFJクルーザーの詳細な内外装チェックの後、無事に「OK」のステッカーをもらうことができた。(写真はT1Dと記載されているが我々はT1Gクラスでのエントリーとなる) 車検後はウインチのチェックを兼ねてマスター巻きを行ったり、フロントガラスや車内のクリーニング、車内清掃など細かな準備を行い、さらにセレモニーに備えてボディの外装のWAXがけも行った。
 

 15時、全員そろってブリーフィング会場へ。まずはLEG1のルートブックを受け取り、コ・ドライバーのJAOS・赤星は早速、チェックを行う。このチェック作業が重要で、危険箇所や短い距離で刻まれた部分などにマーキングをしていく。なぜならばAXCRはとにかく1つ1つのコマ図が細かく、ナビの難易度が高いことでも有名なクロスカントリーラリーなのだ。

 ブリーフィングの結果、山間部を走るLEG1は予想していた通り、崖や河渡りなどがあり、ハードなステージとなりそうだ。さらに細い道ばかりが連続するため、追い抜きをするポイントが少ない。すなわち前のクルマがスタックしてしまった場合などには渋滞が発生してしまい、トップグループとの差が大幅に引き離されてしまうということも十分に考えられる。TEAM JAOSのLEG1のスタートは16台目、なるべくLEG1で順位をあげて、翌日のLEG2のスタート順をあげたいところだ。

 AXCRの名物とも言える華やかなスタートセレモニーはチェンマイの繁華街の広場にて開催された。
バイク約40台、四輪約30台でコンボイ走行をし、街中で列になる光景はまさに圧巻。待ち行く一般人も皆振返って写真を撮るほどで、街全体がお祭りのような雰囲気に包まれた。日没とともにライトアップされた会場にエントリー車両とエントランとが1台づつあがり、セレモニーはクライマックスに。各エントラントたちの期待と緊張そして、明日からのレースに向けての闘争心が観客にも伝わったことだろう。


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