2015/04/01 | Tweet |
JAOS30周年プロジェクトに相応しいAXCR2015
2015年4月1日、株式会社ジャオスは創立30周年を迎えた。この30周年を機に企業CIやスローガンをリニューアルするなど、様々なプロジェクトが進行しているが、その中の一つに「この夏のAsia Cross Country Rally 2015(アジアンラリー、AXCR等と呼ばれているが以下AXCRと表記)に参戦する」という目標が設定されている。
近年、ジャオスではパーツ供給などを通して出場チームのサポート側としてAXCRに関わってきたが、自らチームを作って出場するのはじつに9年ぶりだ。(2004年から3年間出場) また、AXCRは今大会で20周年を迎えるアニバーサリーイヤーであり、TEAM JAOSを結成し参戦することが、JAOSの30周年プロジェクトとして相応しく、さらには「お互いに四駆業界、自動車業界をもっと盛り上げたい」という想いを込めてエントリーを決意したのだ。
参戦マシンはデモカーのFJクルーザー
気になるエントリーカー(参戦車両)は、もちろんJAOSのデモカーに決定。しかし、乗用車をベースに過酷なラリーを安全に走るためのマシンをイチから仕上げるのは容易なことではないのは誰もが想像できることだろう。すでにラリーマシンとして出来上がっている車両でエントリーするのが一番手っ取り早い方法でがあるが、JAOSの30周年記念として参戦するからには自社のデモカーで走り、JAOSファンに向けてラリーを含むモータースポーツの醍醐味と魅力を発信することが望ましい。
現在所有中の数あるデモカーの中からチョイスしたのは2013年式のFJクルーザーで実際に取材や各種イベントでの展示で活用している車両だ。市販パーツを極力残し、必要な安全装備と補強等を行いラリーマシンとして仕上げることで、市販パーツの耐久テスト及びPRも兼ねている。マシンの制作工程は当サイトで段階を追ってレポートしていく予定だ。
塙選手とタッグを組んでTEAM JAOSを結成
エントリーカーのFJクルーザーのステアリングを握るのは日本を代表するオフロードレーサー塙郁夫選手(サミットレーシングプロモーション代表)に決定。今回は特別にこのプロジェクトに協力していただき、TEAM JAOSのドライバーとして、そしてチームクルーと一緒に一丸となって完走を目指す。また、氏は自らレーシングマシンの設計図を描き、カタチにしていくクリエイターとしての顔も持つことでも有名で、その独創的かつ実用的なマシン造りは世界でも認められている。エントリーカーのFJクルーザーの改造もそのほとんどの設計・作業を担当する予定だ。
ドライバーの塙選手が“マシンを操ること”に専念できるよう、FJクルーザーの助手席で走行の手助けをするコ・ドライバー(ナビゲーター)は2004年から3 年間連続でAXCRにコ・ドライバーとしてランドクルーザープラド及びパジェロで参戦した経験をもつJAOSの代表取締役・赤星大二郎が担当。また、サポートスタッフには、メカニックに全日本ラリーなどで活躍中のTEAM CERAM(EVOLISTA)・小林正夫氏、株式会社パドック・専務取締役 能戸 知徳氏、JAOSのBATTLEZダンパー(ショックアブソーバー)を担当するKYB株式会社・田中一弘氏を迎えてラリーに同行する。