JAOSのモノづくり
デザインや使い勝手はもちろん、コンプライアンスをも含めた「日常」を重視したジャオスの商品づくり。その原点は、オリジナルメーカーへと進み始めた当時の我々の想いにさかのぼります。
海外の4WD&SUVアイテムを輸入することから創業したジャオスでしたが、4WD&SUVがRVとして日本でも広く認知されるようになると「より国内事情に合ったジャパンオリジナルのアイテムが欲しい」というユーザー様の声、さらに我々自身の想いが強まってきました。
国が違えば、人の感性も道路事情も異なります。
日本での使用環境のなかで数%にも満たない極オフロードでの耐衝撃性や走破性よりも、日常で体感する心地よさやコンプライアンスを優先したいと考えたのです。その開発思想はメーカーとしてスタートを切って以来、ゆるぎなくジャオスのあらゆるモノづくりに活かされ、安心と愉しさを両立する「日常」を重視した商品づくりにつながっています。
「4WD&SUV専門メーカーであるということ」
「人員と荷物を乗せて悪路を安全に走る」という最大の目的を達成するため、
大きなタイヤ、豊かなサスペンションストローク、上下に厚いボディデザインなど、
一般乗用車とは少し異なるコンセプトで構成された4WD&SUV。
当然、そのカスタマイズには独特のノウハウが存在します。
創業以来、4WD&SUV専門メーカーとしてアイテムをリリースし続けてきたジャオスだからこそ、
安心と愉しさを両立したカスタマイズを実現できるのです。
- 「ヨンクらしさ」と「ジャオスらしさ」
- デザイン
- 数枚、時には数十枚のラフスケッチから会議や検討会を経てデザインを絞り込みます。時には最終1案までこぎつけながら白紙に戻ることも。デザイナー、営業、製造など、それぞれ異なる立場ならではの「ヨンクらしさ」と「ジャオスらしさ」を持ち寄り、熱い検討を重ねます。
- イメージを精緻に具現化するデジタルな手段
- 3Dスキャナー&3D-CAD
- 以前より自動車メーカー関連のプロジェクトは、ほとんど3D-CADによる設計となっていましたが、3Dスキャナーを自社にても導入し、オリジナルパーツに対しても精緻な3D-CADによる設計が増えていく傾向にあります。
- イメージを拡張するクラフトマンのテクニック
- 樹脂造形
- 3D-CADによる設計が増えてきた昨今ですが、モデラーによる造形もジャオスにとっては欠かせない武器です。時にはCAD設計されたデータを立体出力し、モデラーの手仕上げを加えるというハイブリッド造形も。自動車メーカー出身である熟練モデラーの技術には各界より定評をいただいています。
- イメージを巧みに構築する蓄積されたノウハウ
- 金属造形
- ジャオスのオリジナルパーツは、4WD用メタル系ボディプロテクションアイテムでスタートしました。ですから、正にお家芸。ステンレスチューブを使用したお馴染みのフロントガードから、数百トンプレスを使用したアルミ製スキッドプレートなど、自動車メーカーへのOEM納入でもご定評をいただいています。
「真剣に楽しむということ」
我々ジャオスは創業時より、日本の4WDを「もっと楽しく魅力的な乗り物にしたい」と思いながら用品を扱い続けてきました。お客様に心置きなく楽しんでいただくには、まず、安心できる商品でなくてはなりません。安心できるからこそカスタマイズを楽しんでいただける。そして、さらに魅力的であるには、作り手である我々自身が楽しんでいなくてはならないとも思っています。
だから「真剣に楽しむ」。
「安心と魅力」という時として相反する要素を両立するべく、自ら上げ続けるハードルをも楽しみながら商品づくりに真剣に取り組んでいるのです。
- クリアすべきいくつものハードル
- デザインレビュー
- 商品の開発にはレビュー(評価)が欠かせません。それは意匠・取扱性・法規適合性など多岐にわたります。直接の担当から製造部・営業部・宣伝部など、いろいろな立場のスタッフが立ち会い、試作から製品としての完成、そしてリリース開始まで、段階に応じて綿密なレビューを行います。
- 異なる評価軸による絶え間ない走り込み
- テストラン
- 機能部品であるBATTLEZアイテムの開発には、エクステリアアイテムと同様のデザインレビューはもちろん、さらに実車によるテスト走行が欠かせません。多彩な走行ステージがふんだんにある群馬の地の利を活かし、交通法規を守りながらの執拗な走り込みでブラッシュアップを進めます。
- 必要に応じて小ロットから多ロットまで
- 生産体制
- 一般市場向け商品から自動車メーカー向けOEMまで、異なるロット数に合わせて協力会社様と共に量産対応をしています。中には、大量生産には向かないが外すこともできない商品も存在しますが、そんな場合は社内の試作用設備を利用しながらハンドメイドに近いプロセスで対応をしています。
- 品質の確保と安定供給の要
- 生産管理
- 数百のアイテムを誇るジャオスですが、それだけに無理なく無駄なく生産を継続するには相応の監視とコントロールが必要となります。また、不良品や梱包ミスも防ぐため、入念な製品検査も必須。それぞれ熟練の管理スタッフによって監視と記録が続けられています。