2016/05/09 | Tweet |
NEWS RELEASE ニュースリリース
TEAM JAOSはハイラックス REVOのロールケージ製作とボディ&フレーム補強を開始しました。分解作業を行った 学校法人 中央技術学園 (専)中央自動車大学校(以下CTS)からロールケージ製作を依頼する株式会社オクヤマへ車両を搬送し、4月25日からロールケージの製作がスタートしました。
アジアクロスカントリーリーは2001年からFIA公認ラリーとして開催されているため、FIA(国際モータスポーツ競技車両規則)に合わせた車両であることが必須で、安全装備を中心とした細かな車両規定があります。そのため万が一の際に乗員の命を守るロールケージも車両規則に適合するものが必要となり、これは溶接による装着が義務付けられています。
今回、ハイラックス REVOのロールケージ製作を担当する株式会社オクヤマは創業約40年(1977年創立)という歴史をもつロールケージ、ストラットバー、ボディ補強パーツの開発を行う老舗であり、日本を代表するビルダーの一つです。また同社では海外ラリーや、国内の全日本ダートトライアル選手権、全日本ジムカーナ選手権に「チームオクヤマ」として参戦しており、実践で蓄積したデータを競技車両製作のみならず、ストリートパーツへもフィードバックし、自社でオリジナル商品開発・製造販売も行っています。
同社にとってハイラックス REVOのロールケージを製作するのは初めてとなりますが、奥山代表が自らドライバーのジャオス・能戸のオーダーを聞き取り、これまで培ってきたノウハウと技術を投入してアジアクロスカントリーラリーに最適なロールケージをオーダーメイドで造っています。
今回の作業は株式会社オクヤマの本社(神奈川県横浜市)の一角で行われていますが、そこにはロールケージ製作とボディ補強のスペシャリストたちが日々作業をしていて、競技車両の製作に必要な設備が整っています。5月9日にはロールケージ製作の終盤のタイミングを見計らって分解・組立作業を担当するCTSの学生たちが、見学を兼ねて実車確認をするために株式会社オクヤマを訪れました。実際に作業を担当しているオクヤマ・温井氏の解説を聞きながらハイラックス REVOの確認をした後は奥山代表が工場内を案内し、プレスブレーキやパイプベンダー等の操作を体験しました。
ハイラックス REVOのロールケージの製作とボディ補強はクライマックスを迎えていますが、今後はシャシー補強と荷台部分加工作業、フロントガードの製作作業等を行い、6月上旬を目途にCTSで組立作業を予定しています。
株式会社オクヤマ
http://www.carbing.co.jp/
学校法人 中央技術学園 (専)中央自動車大学校(CTS)
http://www.cts.ac.jp/