ランドクルーザー300用サスペンション開発についての進捗状況です
2021.12.28
前回、ランドクルーザー300用のパーツ全般について
開発進捗状況をお知らせいたしました
その後、エクステリアパーツについては
年明け早々に行われる東京オートサロン展示に向けて着々と進行しておりますので
ぜひご来場の上、実車をご覧いただきたいと思います
で
エクステリアパーツの開発もいよいよ佳境に入り
開発部・造形チームよりやっとクルマの占有が解かれました
▲造形に入るとこんな感じですからサスペンション開発に手がつけられないのです
そこで
なかなか進まなかったサスペンションの開発に
いよいよ拍車がかかっています
まずは純正のサスペンションを解析し
想定した数値によって最初のテストピースを作成
走り込みによるチューニングの前に車高の上げ下げを確認します
車両によっては思ったほど車高が上がらないことや
その逆なケースもあるのですが
ランドクルーザー300についてはまぁまぁなレベルにはなっていたようです
▲こちらノーマル車両
▲こちらリフトアップ(約40mm)スプリング装着車両
▲こちらローダウン(約40mm)スプリング装着車両
この巨躯にして40mm…というと少々物足りなく感じる方もいらっしゃるかもですが
このように改めて真横から比較していただくと
以外に雰囲気が変わることがお分かりになるかと思います
また、ランドクルーザー300のZXおよびGR SPORTSには
AVS…いわゆる電調ダンパーが装着されており
ドライブモードセレクトによる統合制御に組み込まれているので
アフターパーツのダンパーとの交換は事実上不可能
そこで、純正のダンパーのストローク内でリフトアップ(ローダウン)をしようと思うと
この40mm~50mmあたりがMAXかなぁと思っています
ということで
前述のようにまだ一回目の試作ですが
とりあえず走り出してみての感想は…
「ローダウンスプリング+ドライブモード/ SPORTS +」は…走りが超気持ちいい♪
▲ローダウン車両
「リフトアップスプリング+ドライブモード/ NORMAL」は…バランスいい♪
▲リフトアップ車両
まだ開発過程…というか第一弾試作なので詳細は避けますが
逆に「最初からこの仕上がりかぁ」と身内ながら少々感心してしまったのは事実です
そんなBATTLEZスプリングの開発担当はTEAM JAOSの社員ドライバーの能戸知徳
海外ラリーでの武者修行は脈々と製品開発にフィードバックされているようです
とはいえ、第一弾ですからまだ粗さがあるのもまた事実
これから走り込みを重ねて仕上げていきます
あ…そういえばエクステリアパーツでは
フェンダーガーニッシュには従来通りの塗装前提のABS製に加え
AESという新素材のバージョンをご用意する予定
こんなカーボンテイストの表面処理を施し
未塗装で装着していただける仕様です
これは私自身も大変楽しみにしているマテリアル
そんなこんな
ランドクルーザーオーナーの方も、納車待ちの方も、そうでない方も
ぜひ楽しみにしてください♪
製品のこと