2018/03/01 | Tweet |
TEAM JAOSとして4年目、ハイラックスを使った3年目の挑戦
株式会社ジャオスの創立30周年(2015年4月)をキッカケにアジアクロスカントリーラリー(以下AXCR)に参戦するために結成したTEAM JAOSは2018年で4年目を迎えます。2015年は国内外のオフロードレースで活躍する塙郁夫選手を迎えてデモカーのFJクルーザーで初参戦。2016年、当時はまだ日本で販売されていなかったことから、トヨタ・ハイラックスをタイ王国から輸入してラリー仕様に改造。ドライバーは社員の能戸知徳が担当して総合5位入賞という好成績を収めることができました。
2017年はこれまでコ・ドライバーを務めていたジャオス代表取締役・赤星大二郎から、KYB株式会社の田中一弘にバトンタッチ。KYB株式会社はジャオスのパフォーマンスパーツブランド「BATTLEZ(バトルズ)」のサプライヤーであり、AXCRにおいても初参戦時から大きな協力体制を築いてきました。TEAM JAOS結成時からラリーマシンのダンパーを設計するとともに、サービスクルーとしてTEAM JAOSの活動を支えてきた田中氏に実戦を体感してもらい、さらに深い商品開発につなげることを目標として無事に完走を果たしました。
そしてチームとしては4年目の挑戦となる今シーズン(2018年)も2016年、2017年と同じハイラックスを使用し、ジャオス・能戸/KYB・田中 コンビでの参戦を決定しました。マシン、チーム組織共に大きな変更はありませんがチーム力、マシンの戦闘能力をアップデートして2018年8月にタイ王国とカンボジア王国で開催されるアジアクロスカントリーラリー2018に挑みます。
シーズン | 開催国 | エントリー車両 | ドライバー | コ・ドライバー | クラス | 成績 |
2015 | タイ王国 | FJクルーザー | 塙郁夫 | 赤星大二郎 | T1G | クラス2位・総合8位 |
2016 | タイ王国/カンボジア王国 | ハイラックス | 能戸知徳 | 赤星大二郎 | T1D | クラス4位・総合5位 |
2017 | タイ王国 | ハイラックス | 能戸知徳 | 田中一弘 | T1D | クラス8位・総合10位 |
2018 | タイ王国/カンボジア王国 | ハイラックス | 能戸知徳 | 田中一弘 | T1D | - |
群馬トヨタがTEAM JAOS ハイラックスをバックアップ
AXCR2018で上位を目指すためにTEAM JAOSハイラックスが、より過酷な状況下でも安定した走行ができるように足回りを中心としたアップデートを予定しています。また、2016年から2年間、過酷なAXCRで戦った車両のため、各部のリペア作業も必要になってきます。これらの作業は群馬トヨタ自動車株式会社の協力の元、同社のサービスの中枢となる「群馬トヨタ自動車高崎インター島野店」の敷地内にある「サービス部研修センター」と「株式会社群馬トヨタ総合センター BPショップ高崎」を拠点にTEAM JAOSハイラックスを仕上げていきます。
また、2017年から現地に同行するチームメカニックを担当している群馬トヨタ(梯子車体)・今泉俊一がサブチーフメカニックとして、ほかに現地に同行する予定となっている2名の群馬トヨタメカニッククルーのまとめ役を担います。また、初参戦時からメカニックとしてTEAM JAOSを支えているラリー経験豊富なエボリスタ・小林正夫がチーフメカニックとして現場をコントロールします。
TEAM JAOS 2018チーム紹介
http://jaos.co.jp/contents/teamjaos/team_jaos_index.php?r_year=2018
今、もっとも旬な4WD「ハイラックス」がAXCRでも活躍
2017年9月、トヨタ・ハイラックスが約13年ぶりに日本で発売になりました。発売直後から大きな話題を呼び、納車までに数ヵ月を要する状況が続いています。大半はビジネスユースではなくレジャーユースを目的とし、若年層や女性ユーザーも多いそうです。ハイラックスというクルマは、日本の自動車業界に新たなムーブメントを起こしつつある注目度の高い4WDだといえます。AXCRの現場も同様で、ハイラックスでエントリーするチームが年々増加傾向にあります。2018年も多くのハイラックスが熱い戦いを繰り広げられること間違いありません。各チームのエントリー車両にフォーカスしてAXCRをウォッチしてもオモシロイかもしれません。
アジアクロスカントリーラリー2018公式ウェブサイト
http://www.r1japan.net/axcr/