2017/06/22 | Tweet |
NEWS RELEASE ニュースリリース
アジアクロスカントリーラリー2017にエントリーするTEAM JAOSのエントリーカーは2016年に使用したトヨタ・ハイラックス(2015年モデルをタイから輸入)と同じ車両となります。各部のアップデートやリペアのために4月12日から(専)中央自動車大学校(以下、CTS)で分解作業を開始。株式会社オクヤマ、JAOSの3つの拠点で2017年仕様へのモディファイを進めています。そして外装の作業をほぼ終えた6月20日からの3日間でカーラッピングによるグラフィックの施工を行いました。
作業を担当したのは2015年のFJクルーザー、2016年のハイラックスに続いて、カーラッピングで高い評価を受けているP.G.D(株式会社サインアートツカ)。フィルムは昨シーズンでもサポートしていただいたORAFOL(オラフォル)の4種類のフィルムを使用しました。これまでJAOS社内で行っていたデザインを今シーズンはデザイナーに依頼。様々な有名レース車両はPRカー、ショーカーなどを手掛ける松本秀哉氏(ei8ht)が担当しました。
「スケルトングラフィック」をデザインコンセプトに車内や荷台部分、エンジンルーム内が透けているかのように見えるトリックラッピングに挑戦しました。ハイラックスのモディファイの合間に、ドアやボンネットを外した状態で写真撮影と細かなサイズ計測を行い、フィルムに出力するスケルトン部分のデータを作成。ORAFOLのインクジェットメディアORAJET 3951GRA-010にプリントしてORGUARD 290GF-000でラミネートしています。ポイントで使用している鮮やかなブルーはORACAL951シリーズの150 ブリリアントブルーを採用。これはラッピングフィルムではなく、マーキングフィルム(カッティングシート)のため、施工時の難易度が高いのですが、P.G.Dクルーの高い技術力でカバー。さらに、枝木や飛び石などの障害物との接触が激しいアジアクロスカントリーラリーでもなるべく、美しい状態をキープできるよう、フロント部分の一部にプロテクションフィルム(ORAGUARD280G)を施工しました。レース業界のみならずここまでの大胆なスケルトングラフィックは非常に稀ですが、デジタル写真の高解像度化、精工なデータ作成、フィルムの高性能化、ラッピングテクニックによって実現しました。
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