最上部へ
AXCR 2017 DAILY REPORT
【NEWS】KYB製高性能ダンパーをハイラックスに採用
2017/07/27

NEWS RELEASE ニュースリリース

 TEAM JAOSはアジアクロスカントリーラリー2017(以下、AXCR2017)に出場するハイラックスにKYB製の高性能ダンパーを装着します。KYBはJAOSのチューニングパーツブランド「BATTLEZ」のダンパーのサプライヤーでもあり、約20年前のブランド誕生以来から深い関わりをもっています。TEAM JAOSを発足してAXCRにFJクルーザーで参戦した2015年は、開発中の新プレミアムダンパー「BATTLEZ VF-R」のプロトタイプを装着してノートラブルで完走。国際ラリーの実戦で耐久テストを行い市販化いたしました。競技車両をハイラックスに入れ替えた2016年は市販の「BATTLEZ VF-R」を進化させるとともに、ハイラックス用に造り変えて挑戦し、総合入賞を果たすことができました。
 2017年はさらなる高性能化と耐久性、これまで搭載していなかった技術のテストを兼ねてAXCR2017のために新しいダンパーを開発しました。また、ダンパーの設計者であるKYBの田中一弘が初めてコ・ドライバーとして競技に参加(AXCR2015、AXCR2016ではメカニックとして参加)。ダンパーの設計者が自ら競技に参加することにより、リアルなデータを収集してより深い製品開発につなげていきます。

ロッドとアウターのサイズを拡大
ロッド径がフロントリヤ共にφ16(AXCR2016)からフロントφ18、リヤφ25に変更。常用悪路走行に特化した新開発のピストンバルブを投入しました。リヤのアウターサイズをφ51からφ65にして2倍のオイル量確保して温度上昇を抑制して安定した減衰力を発生させます。

ハイドロバンプクッションの投入
ダンパー内部に油圧式バンプクッションを搭載。常用悪路ではピストンバルブで低い減衰力を発生させ、フルバンプ時はハイドロバンプクッションによる高い減衰力を発生させます。タイヤストローク位置に対して機能する減衰力機構を分担することで、走行シーンを選ばない高い悪路走破性を確保しました。

ロッドの表面処理にDLC被膜を採用
これまでロッドの表面処理には硬質クロムめっきを使用していましたが、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)を採用。KYB独自に開発したダンパーに最適なDLCを施すによりフリクションを低減。ダンパーの応答性が向上し、しなやかなサスペンションストロークを実現。タイヤの接地感やハンドリングの応答性をアップさせます。


 

KYB製 BATTLEZ VF-R SPECIAL EDITION for RALLY RAID (AXCR2017仕様)
  フロント リヤ
ピストン径 φ46 新開発ピストンバルブ
ロッド径 φ18 特注の高強度鋼材 φ25 特注の高強度鋼材
ロッド表面処理 DLC被膜
アウター径 φ51 φ65
ストローク 139mm 235mm
車高調整 ネジ式 固定式
リザーバタンク

ホース式別タンク(高強度アルミ材)

タンクホース ステンメッシュホース、ストーンプロテクター
減衰力調整

伸側:36段
圧側:低速40段、高速無段階

伸側:40段
​圧側:低速40段、高速無段階

バンプストッパー ハイドロバンプクッション
ロアブッシュ 高荷重対応ピロボール
アッパーマウント 高荷重対応ピロボール


BATTLEZ VF-R シリーズ(JAOS公式webサイト内)
http://www.jaos.co.jp/product/005002001007004.html

 

株式会社KYB
https://www.kyb.co.jp/

KYB CLUB - KYB E&S製品情報サイト
http://www.kybclub.com/

 

 


最近の投稿