2017年9月、13年ぶりに日本国内での販売が再開されて以来、予想を超えた人気を博しているハイラックス。TEAM JAOSでは国内販売が開始される前年の2016年3月にタイ王国より直接車両を購入し、ラリーマシンに仕上げてアジアクロスカントリーラリー(以下AXCR)への参戦を開始しました。マシン作りやラリー参戦で得たノウハウをフィードバックしたハイラックス用アイテムはおかげさまで大変ご好評をいただいています。
しかし、2016年の初参戦から2018年までの3年間で進化し続けたTEAM JAOSハイラックスは、戦闘力を飛躍的に引き上げたかわりに市販のハイラックスとは少し距離のある姿になってたのも事実。そんな状況を踏まえて度重なる検討を行った結果、ハイラックスによるAXCR4年目の挑戦となる2019年はエントリー車両を入れ替えることになりました。そこで車両の選択ですが、トヨタの世界戦略車種であるハイラックスにはグローバル市場に向けた多岐にわたる仕様が存在しています。その中から過去にオーストラリアで販売されていたWキャブ/ガソリンモデルを入手。そのうえで“原点回帰”をコンセプトに掲げ、エクステリアやサスペンション周辺を市販の状態から大きく改変しないマシン作りを行い見事クラス優勝を実現しました。
ゼロからマシンを作り上げたAXCR2016、新型ダンパーを投入したAXCR2017、ワイドトレッド化を施したAXCR2018、ガソリンモデルをベースとし原点回帰をテーマに参戦したAXCR2019、そして新たに本年もTEAM JAOSはNEWハイラックスで挑みます。
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